美肌になるために皮膚の構造を知る

2022年11月23日2023年2月23日

皆さんこんにちは！
沖縄県那覇市にあるパーソナルトレーニングジムHealth＋（ヘルスプラス）です。

女性の皆さんなら一度でも「美肌」になりたい！
と思ったことはありますよね？

そのために、良い美容液を使ったり、パックを使ったりのようにしているかと思います。

しかし、それで良くなる人もいれば逆に全然変わらないって人もいるはずです。
その違いがわからずに悩んでいる人も多いはずです。

今回は無肌になるための必要な要素をお話しする前にまずは、

肌（皮膚）の機能や構造について知ってもらいそれから美肌になるための情報を

お伝えしていこうかなと思います！

しかし、この皮膚の機能や構造もかなり長くなるのでいくつかに分けてお話ししていこうと思います！

皮膚の機能

皮膚は体内の恒常性（ホメオスタスシス）を維持しながら外部からの様々な刺激や衝撃から
身体の中を守り、身体全体の調和にも大きく関わっています。
※恒常性(ホメオスタスシス)：体温や血圧、心拍数など生きる上で必要なものを一定に保つ働き

1.バリア機能
皮脂膜によるバリア機能には外界からの侵入を防ぐ防御機能と内部からの漏出を防ぐ保水機能があります。

皮脂膜は角質細胞間脂質と皮脂と汗が乳化されて形成されます。
脂質中のラノリン・コレステロール・リン脂質が乳化剤の役割を果たし天然のクリームとなります。

皮脂膜の代わりに「オイルで蓋をする」と言って洗顔後に「オイル」を塗るスキンケアはお勧めしません。
「皮脂膜の代わり」と言うならばオイルではなく乳化物（エマルジョン）を補うのが
肌本来の構造・機能から見て適切です。

※角質細胞間脂質
角質層の主成分であるケラチノサイト（角質細胞）の間隙を埋めている顆粒細胞由来の脂質です。
角質細胞間脂質とは角質細胞の間を埋めながら角質細胞同士をつなげる脂質のこと。

細胞間脂質はセラミド（50%）、飽和脂肪酸（20%）、
コレステロールエステル（15%）、コレステロール（10%）、糖脂質（5%）の成分で構成されている。

※セラミド
長鎖脂肪酸でセリンとパルミチン酸というアミノ酸など複数の原材料から構成されている。
肌に潤いを与えるものだと思ってもらっても大丈夫。
セラミド量は20代で100とすると30代で62%、40代では37%にもまで低下する。

（1）防御機能

角質層は表皮の最外層で外界からの有害物質（細菌、ウイルス、水分など）
の侵入や浸透、刺激（紫外線）から肌を守る棒行機能を担っています。

紫外線の影響で細胞間脂質やNMFが不足してしまうこともあります。
その結果、角質層の水分保持能力が低下し肌が乾燥しやすくなってしまいます。

保水機能

皮膚表面は皮脂膜で覆われてるため、水分の蒸散や脂質（セラミド）や天然因子などの喪失がコントロールされています。

肌の潤いの鍵は肌表面を覆っている皮脂膜と角質細胞の中にある天然保湿因子（Natural Moisturing Factor）と
角質細胞間脂質の3つです。
中でも細胞間脂質で角質層の保湿の80%をも担っていると考えられています。

※天然保湿因子（Natural Moisturing Factor）
角質細胞の中にある天然保湿因子その約半分はアミノ酸でできています。
天然保湿因子は角質層のなかで水分を含み保持する役割がありアミノ酸は肌の潤いのもとになる大切な成分である。
荒れた肌の人の状態を確認するとNMFが少ないことがわかっています。